2010年05月

2010年05月30日

日の出 遊さんです

六十年程前の ある思い出です
山深い夫の生まれた地で...何日か毎朝曇り空が
続きました

何故 朝はこんなに曇っているのか不思議な気持ちで
いましたが 朝食の折思い切って聞いてみたことが
あります

舅、姑、義姉夫婦、義兄夫婦が遊さんの疑問に
笑い出しました
それにつられてか幼い甥達二人も 笑いました

義姉は笑いながら「陽は山の向こうから昇るのだから
日の出はまだ遅いのだよ」と話してくれました

二十歳も過ぎていたのに 単純な幼い遊さんでした

遊さんは海近くの生まれです
海からの日の出しか知らなかったのです

海辺育ちの遊さんは そこで一生懸命頑張って
駿河湾の日の出を 話したのでした

水平線からお日様が少しづつ顔を出して
海一面がキラキラ輝き出し だんだんと波頭も
キラキラして 彼方に見える富士山も輝き出すことを

あの時のあの頑張って話したことが 思い出されます

舅姑達皆が そんな遊さんの話を 笑顔で聞いて
下さいました

小学生の甥達は「行ってみたい」と言ってくれ
姿勢の正しい少しこわい感じだった舅は 
思いがけなく「可愛い嫁じゃのう」と
笑いました

懐かしく嬉しい舅の言葉です

海も山地も 誰でも早く簡単に行ったり来たり出来る此の頃です
ふと あの檜林にも杉林にも 入ってみたいと
想像します


あの山の 端から日の出始まると 
         離れ家の窓 開けくれし姑 



夫の作の鎌倉彫り
それから まだ絶えないでいてくれる
木賊(とくさ)を 数本
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2010年05月06日

右手と左手

十数年前 突然左手左足が 思いのままに
ならなくなりました

驚きも情けなさも焦りも 覚えませんでした

まあ 何が我が身に起こったのか 頭が動きません


半年後は暮らしやすいようにと 新しい家に
住み始めました

さあ大変 挑戦も頑張りも湧いてきません

二つ三つだけの決め事を...
朝は五時半頃に きちんと起きること
愚痴を言わない(不自由なこと どうしても
出来ないことは 知らせる)
この際 食べ物の好き嫌いをなくす努力をする
涙を控える(これは病の故か何年間か何かにつけて
涙が流れましたが 十年目くらいになって
おさまりました)
ニュースなどを見て今でもよく目が潤むことが
ありますが 年数を経てずい分自然に精神が
おさまって来て やや安心です

右手がよく働くので考えた末
ボール紙で寸法を取り 美しい友禅紙を貼って
大小箱作りと読書の毎日です

箱作りのお材料を整えてもらえること
字が読める時間が豊富にあることなど
まあ 恵まれているのでしょう

何度か転んで痛い痛い目に会いましたが
これは不注意なのでしょう(生来のせっかちは
いまだ持っているようです)

今の右手の状態はといえば 二千個以上も可愛い箱を
この右手で作り続けた故か それはそれは
節高くたくましいのです

でも左手はちっとも働かず やさしい指が五本
すましています

少しだけ心が荒れていた何年か前のこと
働かない左手に 少し憎しみを覚えたことも
あったと思い出します
(動けずじっとしている辛さにも気付かなかった
心の狭さでした)

よいことを 思い付きました
何時の日か生まれ変わってお見合いが出来たなら
ゴツい右手にやさしい左手をのせましょう
(お笑い下さいね)

働き手の右手も働き過ぎて 此の頃少し筋を
痛めました

近頃は箱作りも ぼつぼつ...
そして窓いっぱいの若葉を眺めています

本当にまわりに助けられている日々です

深く感謝しつつ


庭に咲いたオダマキのお花
流れるような動きに 感動です

 
 
 
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