2011年08月15日

八月十五日


遊さんです

頭を垂れて聞いていた放送が終わっても
とぎれとぎれのお言葉しか印象になく 
何もわからないまま 動員された事務室に
立っていると大人から「早く走って帰りなさい」と
言われました

友人達と走りかけたのですが 誰かが河原に行こうと
言い出しました
皆で河原に降りてやっと顔を見合わせたような気が
します

事態はまったくわかりません
覚えているのは...髪を伸ばしていたのですが
その頃はお下げにして留める細いゴムも買えない
時代で生のゴムを使っていました
これを使って外す折に髪とからんで痛い思いを
していた毎日でしたが もう校則の髪を長くする事を
守らなくてもよいと何故か勝手に思われて
友人と河原で髪の毛をおかっぱに切りあい
不揃いを笑い合ったりしたことを思い出します

それから 亦々大人達には全てが大変な御苦労の
時代が続くのですが 大人になりきらない年令だった
遊さんにはあの高い真っ青な空と
静かな静かな河原の風景だけが鮮明に思い出と
なって焼き付いているのです

可愛がって下さった従兄弟は南方の海に
消えました
義兄になるかと思っていた人もやはり還らぬ人と
なり 姉を悲しませたと思うのですが 何も耳には
しませんでした

あれから幾年 空は高く青く..遊さんに汗を
流させています


乙女等は ひたすら駆けて 河原にて
 
     蒼き天空 ぼうと仰ぎぬ





反古紙で作った 和の箱です




■ いつもコメントありがとうございます
コメントを書いていただく前に…
ブログランキング上の「姉妹の和」の順位を見ていかれませんか?
(上のリンク文字をクリックすると確認できます。順位は30分に1回更新されます。)


遊さんと藍さん/姉妹の和 at 18:47│この記事へコメントを書く/見る(2)
トラックバック(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 秋野もみじ   
いつも拝見しています
八月十五日のブログを見せていただきまして
あらためて時の動きのすさまじいことを
思います

今もお若くていらっしゃるのでしょうが
更にまだまだお若かった遊さんの終戦の
思い出なのですね

お暑い日が続いていますが 静かに過ごす
八月の日も大切に思います

2. Posted by 遊さん   
秋野もみじさん
本当に 歳月の経つのは早いものです

秋野もみじさんも お身体をお厭い下さいね

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔