2010年11月14日

もらい泣き

遊さんです
遠くかすんでしまいそうな
小学四年生か五年生の思い出です

お休み時間に校庭に三人が立っていました
吃音の激しいちいちゃんが 何気なくウメちゃんの
ブラウスの小さな破れ穴に指を入れて
ウウウと呼びかけました
ちいちゃんが力を出して 一生懸命呼びかけて
いたのですが ようやく「ウメちゃん!」と
呼べた時には 力余ってブラウスの穴が
ちいちゃんの指で引き裂かれてしまいました

ウメちゃんは泣き出し ちいちゃんも困って
泣き出し そばで見ていた遊さんも泣き出し.
三人の大泣きのコーラスになってしまいました

きっと何度もお洗濯されて大切に着ていた
ブラウスだったのでしょう
繊維も弱くなっていたのかもしれません

ベルが鳴り お教室に戻っても三人は
ただただ大泣きでした(クラスの雰囲気も
覚えていません)
担任の先生は怒ったり笑ったりしていました

家に帰って話すと 歳の離れた姉から
他人事でもらい泣きしてどうするの 
第三者は何とか考えてあげるものでしょうと
叱られてしまいました

遊さんはその時 他人事(ひとごと)と
もらい泣きの二つの言葉を覚えたような気が
します

卒業してから ちいちゃんともウメちゃんとも
逢わずじまいです

お母さんと二人暮らしだったウメちゃんは
ほころびを叱られると思い
ちいちゃんはごめんねが言えず
遊さんはただそばにいて 泣くばかりだったのです

四人姉妹のちいちゃんは元気に歳を重ねているかな

ウメちゃんは大人になって 大勢の家族に
恵まれたでしょうか

懐かしくふと思い出す出来事です



大皿に 和の小箱を並べてみたら
和菓子のようにも 見えました



 友禅紙の柄は 様々ですが
お互いに 邪魔をしない優しさが
あるように思います

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遊さんと藍さん/姉妹の和 at 23:41│この記事へコメントを書く/見る(2)
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この記事へのコメント

1. Posted by 有賀 陶子   
遊さんへ

「ちいちゃん、うめちゃん、ゆうちゃん、
 そんなに泣かないで、ほら、これ、
 見て御覧なさい!」

と、小箱を差し出したら、

驚きのまなこで、たちまちのうちに

泣き顔は笑顔に変わるでしょうね

お二人とも幸せに過ごされていますように!


やぶれ穴、ほころび、

わっ!恥ずかしいとか うふふ、ほほえましいとか

やはり 可愛そうに と思ってしまう私ですが

当世では、派手に破れているのがおしゃれとか、

「ずいぶん破けていたから、つくろっておいたよ」

なんて得意顔で渡したら、怒られるでしょうね。


きれいな小箱、思わず開けてみたくなりますね。

いつも、きれいな色で、華やいだ世界が広がります

見せていただいて有難うございます。

お元気そうでうれしいです。

2. Posted by 遊さん   
有賀陶子さん
子供の時代にかえって 素朴で一途な
ちいちゃん ウメちゃん達に
遊さんの小箱を そっとさし出してあげたい...

陶子さんのコメントを拝見しましたら
そんな気持ちになりました

ご覧頂いて ありがとうございます

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